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奥大和をGOKANで味わう学び舎『engawa』-EAT×TRIP×CONNECT×WORK×LIVE-

『DESIGN CAMP@奥大和2019』が開催されました!国内・海外デザイナーが奥大和の可能性と魅力を発信

Vol.5 『DESIGN CAMP@奥大和2019』

  • 情報掲載日:2019.10.01
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

2019年8月28日(水)奥大和移住推進交流センター「engawa」で『DESIGN CAMP@奥大和2019』が開催されました。

『DESIGN CAMP』とは、国内・海外デザイナーが約1週間奥大和地域に滞在し、その魅力と課題に焦点を当て、奥大和の事業を世界へ広げるような“コミュニケーションデザイン”を制作・提案する奈良県主催のプログラムです。

今回の開催で4回目を迎えた『DESIGN CAMP』ですが、過去3回の中では実際に事業化したケースもあります。

今回もデザイナーたちのセンスが光り、事業者への愛情が込められたプレゼン発表会となりました。そんな発表会の様子をお届けします!

『DESIGN CAMP@奥大和2019』参加デザイナーと事業者

今年は、台湾・シンガポール・インドネシアのアジア各国で活躍する3名のデザイナーに加え、東京・大阪から3名のデザイナーが参加しました。

それぞれが2名1組+通訳・コーディネーターのチームを組み、3事業者を担当しました。

《嘉兵衛本舗》
奈良県大淀町で、170年前に森本嘉兵衛がはじめたお茶づくりを継承。
「かへえさん」でお馴染みの番茶をはじめ、緑茶・紅茶にも取り組んでいます。
茶葉を育てる農業~製造~販売まで一貫して行っています。

《吉野銘木製造販売株式会社》
奈良県下市町で銘木屋として創業し、時代とともに求められる部分を増やしています。
現在は山の育林~製材~木造住宅の設計施工までを手掛けており、県内のみならず、県外でも多く使用されています。

《廣箸》
奈良県下市町で、吉野杉・檜を使った高級割り箸を製造。吉野杉は特に年輪が細かいため、美しい外観に加えて強度もあり、昔から高級品とされてきました。
今でも全国の高級料亭やホテルなどで多く使用されています。

笑いあり、涙ありの愛があふれるプレゼンテーション

ジンさん(台湾)、松本麗さん(大阪)は、「お茶」と「人」のユートピアをテーマにした「TTT Project」(「Tea」「Taste」「Trip」)を発表しました。

六代目である父親から、三人の娘へと代替わりをする最中、「世の中に合った新しいニーズを作っていくべき」と考えていた六代目。

デザイナーたちはデザインの力で嘉兵衛本舗の夢を実現しようと、滞在期間中に感じた風景や茶葉の魅力要素を細部まで散りばめたロゴやパッケージ等を披露。

性別・年齢・国籍を問わないシンプルなデザインに会場からも「おしゃれ」という声が多く出ました。

最後には、「夢に向かってまだまだ戦っていかなきゃと背中を押してくれた」と涙目に六代目が語ってくれました。

インテリアデザイナーのティリーさん(シンガポール)と建築家の植木優行さん(東京)チームは吉野銘木製造販売株式会社を担当。

「建築家」と「インテリアデザイナー」の参加は『DESIGN CAMP』史上初となり、その専門性に注目が集まりました。

滞在中ティリーさんが発した「大理石のような板目だね」という言葉に、「国が違えば見え方も違うんだ」とハッとさせられたと言う植木さん。

吉野の木材の特徴を細かに分析し、国内の住宅課題と昨今のトレンドに加え、海外の住宅文化の事例を交えて、国内外でもニーズを生み出せる新たな建材商品の提案を行いました。

プレゼンテーションを聞いた同社社長は、「吉野林業の世界に少しでも光が入れば良いなと考えていた。」「今後も長く付き合っていきたい。」と語られました。

廣箸チームを構成するのは、ジョルダンさん(インドネシア)と中島寛文さん(東京)。

インドネシアでは割り箸文化が浸透しておらず、品質が悪いこともあり割り箸に対して良いイメージを持っていなかったジョルダンさん。

しかし廣箸に携わっていく中で、使用される木材の品質の高さや、環境を考慮した無駄の無い製造法、そして想像以上に沢山の人々が関わっていることを知り、割り箸に着目すると同時に生産者一人ひとりにもフォーカスを当てました。十人十色な「人」をコンセプトに一膳一膳、色や形の異なるデザインを用い、従来の問屋システムから市場マーケットへ事業を拡大し、多くの人へと繋がっていくプランを提案しました。

一時は廃業を考えていたが、廣箸の伝統と文化を途絶えさせてはいけないと今回の『DESIGN CAMP』を受け入れた廣箸さん。「全て代弁してくれた。ありがとう。」と最後に感謝の言葉を述べました。

「この地域の魅力はまだまだ知られていないし、その伝え方を誰も知らない」

今回の『DESIGN CAMP』でも、国内外のデザイナー達が奥大和に潜むたくさんの夢や可能性を熱弁してくれました。
最後には3チームが一つになって、「この地域の魅力はまだまだ知られていないし、その伝え方を誰も知らない」と語り、「奥大和へのラブレター」と称してデザインの力で奥大和の課題を解決するプランを発表しました。

奈良だけではなく、国内・世界を見据えて地域の課題を考えていかなければならない今、中からでは気づくことのできない魅力に気づかせてくれるのは、外から来てくれる人々なのかもしれません。

『DESIGN CAMP』はその一端を担う先駆けとなるイベントだと発表会を通じて感じました。来年の開催もお楽しみに!

◇◇◇



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