2018/01/05 01:00
稲渕と栢森両大字に伝わる珍しい神事をその眼で確かめよう
国営飛鳥歴史公園館を出発して奥飛鳥の冬の風物詩「稲渕(いなぶち)の男綱」をかける「綱かけ神事」を見学するウォーキング。道のりは長いが、ノルディックポールの貸し出しもあり、村道のため、誰でも参加することができる。
子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するための神事で、毎年1月11日の日に柏森(かやのもり)地区で女綱が、成人の日に稲渕地区で男綱が豊作を祈って新しく作り掛け替えられ、それぞれの縄が結界の役目を担っている。外した縄は感謝を込めて焚き上げる。
「勧請縄」と呼ばれるこの綱掛けをしている所は少ないため、貴重な見学のチャンスだ。
要事前申し込み、定員30名。雨天中止。12月上旬から受け付けている。
綱かけ神事見学ウォーク