「車いすダンス」というものをあなたは見たことがあるだろうか？

もし、健康体操のようなものをイメージしている人がこのステージを目にしたら、大きな衝撃を受けることはまちがいない。

大阪、奈良を中心に車いすダンスをとおした社会貢献活動を展開するジェネシスオブエンターテイメントは、車いすダンス競技で全日本チャンピオンやパラリンピック上位入賞者を輩出する注目の団体だ。そのジェネシスオブエンターテイメントが、公募により集まった障害のある人、ない人でともに作り上げる車いすダンスの公演を奈良でおこなう。

車いすに乗った人同士のペアダンスでは、片輪を持ち上げるといった迫力ある演技と、車いすならではのなめらかな動線のメリハリが美しい。車いすに乗っていない人が社交ダンスのように高い位置で手をとり、車いすに乗った人が高速でスピンする大技は、息の合ったコンビネーションの賜物。大きくのびやかに上半身を使ったパフォーマンスは、フィギュアスケートのように優雅で、豊かで、自由な身体表現。観るものの心を動かすパワーをもつ。

「第32回国民文化祭･なら2017」、「第17回全国障害者芸術･文化祭なら大会」のイベントの１つとして開催。観覧は無料だが、申し込みが必要。締切が迫っているので、興味がある人はすぐ応募を。

ぜひこの舞台芸術を、生で感じてほしい。

観覧申し込み　https://www7.webcas.net/form/pub/nara-arts/dance_mahoroba

締切：2017年10月20日(金)