2017/09/27 01:00
【采女祭(2017)/奈良市】中秋の名月に采女の霊を慰める、雅やかな祭り
奈良時代に帝に仕えていた采女が、帝の寵愛が衰えたのを嘆き猿沢池に入水したので、その霊を慰めるためにはじまったとされる「采女祭」。
17時から艶やかな衣装をまとったミスうねめやミス奈良たちによる花扇奉納行列があり、秋の七草で美しく飾られた2m余りの花扇と稚児、御所車に乗った十二単姿の花扇使が街を練り歩く。
18時から春日大社神官による厳かな神事のあと、花扇が奉納され、19時からは南都楽所による雅楽演奏が流れるなか2隻の管絃船(龍頭・鷁首)が猿沢池に浮かぶ流し灯籠の間をぬって池をめぐり、最後には花扇を池中に投じる。
奈良らしい雅やかな秋の伝統行事をぜひ間近で見てみよう。
采女祭