【奈良県】「100年に1度」の大規模工事！葛城市の「當麻寺　中之坊」がクラウドファンディングを実施

奈良県葛城市にある『當麻寺　中之坊』では現在、クラウドファンディングを開催している。

安土桃山時代に作庭され、江戸時代に後西天皇をもてなすため、今の形となった當麻寺中之坊庭園「香藕園」。

1934年に奈良県で最初に文化庁の保存指定を受けた。

この蓮・睡蓮の華が美しい庭園がピンチに陥っている。

ここまで細かな修理を続けてきたが、とうとう池の水を溜めるための水路が激しく破損。

ポンプで給水しないと1日30センチほど水位が低くなってしまうそう。

また、同時に築地塀の傾きも見られた。

これは水路から漏れ出た水が原因と考えられる。

約10年前に壁の塗り替えを行った際には、工事費用を国や県の補助金とお寺の持ち出しで賄えていたが、今回は思ったほどの補助金が下りず。

総額約7,000万円かかる工事費の約6割がお寺の持ち出しとなった。

この工事は5年計画となっているが、24年度は年間工事費1450万円の約6割をお寺が負担する。

今年、他の修理も重なっていることもあり、クラウドファンディングを実施する運びとなった。

當麻寺が近鉄「当麻寺駅」近くにあるということから、近鉄沿線を応援するクラウンドファンディングサイト「エールレール」で受け付けている。

取材日が平日で寒い日だったが、多くの人が訪れていた。

100年に1度級の大規模工事！
奈良の重要なお寺を後世に残すためにもみんなで協力しよう！

當麻寺中之坊庭園「香藕園」修理プロジェクト概要

（体験C　2024年10月4日(金)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆絵解きと写仏写経会（所要時間:約160分）

●応募期間
～2024年5月7日（月）

●目標金額
7,000,000円（1口10,000円～）

●リターン一覧
・中将姫剃髪堂にご芳名を奉納（※特別御朱印授与）
・美術散華（3枚組）を進呈（※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・津田實英著『當麻寺中将姫一代記 蓮（はちす）の栞』を進呈（※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・藤懸静也作『版画 當麻三趣』を進呈（※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・毎月1日の朝勤行にてご祈願（1年間） （※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・毎月1日の朝勤行にて先祖供養（1年間） （※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・中之坊貫主：松村實昭師揮毫の色紙を進呈（※ご芳名奉納と特別御朱印授与）
・（体験A　2024年9月6日(金)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆香藕園修理特別見学会（所要時間:約90分）
・（体験A　2024年9月7日(土)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆香藕園修理特別見学会（所要時間:約90分）
・（体験B　2024年9月8日(日)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆「中将姫御影」版画体験（所要時間:約180分）
・（体験B　2024年9月9日(月)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆「中将姫御影」版画体験（所要時間:約180分）
・（体験C　2024年10月4日(金)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆絵解きと写仏写経会（所要時間:約160分）
・（体験C　2024年10月5日(土)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆絵解きと写仏写経会（所要時間:約160分）
・（体験D　2024年10月6日(日)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆丸窓席・お抹茶体験（所要時間:約100分）
・（体験D　2024年10月7日(月)13:00）伽藍三堂と中之坊拝観＆丸窓席・お抹茶体験（所要時間:約100分）
・仏師の手彫りによる「板彫り中将姫像」（※ご芳名奉納と特別御朱印授与）

當麻寺中之坊庭園「香藕園」修理プロジェクトはこちら

當麻寺のGoogleマップ