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Vol.13体験型、ディープで楽しい万葉旅へ「奈良県立万葉文化館」

明日香に行くなら拠点はここへ

  • 情報掲載日:2018.08.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

明日香に来てここに寄らないのは、
もったいないことではないかと思う

もしもあなたが万葉のきれいな風に吹かれたいなら、
歌って恋をし、日々を生きる万葉人を身近に感じてみたいなら、
この館を訪れることを、おすすめしたい。

万葉文化館は、いろんなアミューズメントをそろえた館である。
「万葉集」をテーマに掲げたミュージアムであり、
万葉歌にちなんだ創作日本画154点を収蔵する。
だが館の切り口はさまざまで、豊かな「万葉体験」が待っている。

一般展示室はまさに体感型、劇場型の空間だ。等身大の万葉人の人形たちが「暮らしている」。
一般展示室はまさに体感型、劇場型の空間だ。等身大の万葉人の人形たちが「暮らしている」。

古代の市空間を再現した広場では、
若い男女が楽しそうに歌っている。

これは「歌垣」という出会いの場。

そばに寄って、現代よりも小柄な彼らの輪を覗き込む。
目が合いそうなライブ感。
万葉の息吹を感じる。

野菜を売るおじいさんもいる。
大和野菜のはるかに古い原種だろうか。
今よりずっと小さな野菜たち。
おじいさん、その野菜、一つ売ってほしいな。
どんな味がするんだろう。

日本最古の貨幣、富本銭をつくる人がいる。
色とりどりのガラスをつくる人もいる。

懸命に生きて、働き、楽しむ万葉の人々が時空を超えてここにいる。



貴族のおじさんとかわいい女官・采女(うねめ)と卓をはさんで差し向かい。仕事は?結婚は?クイズ形式で、暮らしぶりを答えてくれる。そうなの采女ちゃん、結婚できない決まりがあったのね。
貴族のおじさんとかわいい女官・采女(うねめ)と卓をはさんで差し向かい。仕事は?結婚は?クイズ形式で、暮らしぶりを答えてくれる。そうなの采女ちゃん、結婚できない決まりがあったのね。

ほの暗い「さやけしルーム」に横たわり、万葉の音たちに耳を澄ますのもいい。

時を超えて彼らと音でつながるようだ。

「万葉劇場」では映像と楽しむ人形歌劇「額田王」「柿本人麻呂」やアニメが上演。
歌に込められた思いを受け止める。

今日は人気漫画家、里中満智子が持統天皇を描いた「天上の虹」の展覧会「マンガで語る古代大和」を楽しみに来た。

里中満智子ファンはもとより漫画ファン、万葉ファン、ふと立ち寄った観光客も、皆が楽しめる深くてユニークな展示に満足。

「天上の虹」名場面の原稿とそのシーンを記した『日本書紀』などの古典史料や考古学資料が合わせて展示されており、史実が一層胸に迫る。
この特別展は9月30日まで開催中。

同館ではこれまでも新海誠監督のアニメ「言の葉の庭」の展示を行うなど、多くの人を惹きつける展覧会を次々と仕掛けている。

10月6日からは岡本太郎、山下清、船越桂など名高い巨匠や人気の現代作家が手がけたクレパス画展を開催予定。


万葉関連の書籍が古書から漫画までそろう万葉図書・情報室。1階展望ロビー近くの映像ホールでは、万葉の世界に触れることができる。
万葉関連の書籍が古書から漫画までそろう万葉図書・情報室。1階展望ロビー近くの映像ホールでは、万葉の世界に触れることができる。

実はここへはイベント目当てで訪れる人も多い。

手作りワークショップやシンポジウム、講演会にコンサート、季節ごとのフェスタなど。
9月2日まで開催する「にぎわいフェスタ万葉 夏」では、段ボールの巨大迷路が出現する。


駐車場は無料。一般展示室も無料。
展覧会のみ有料である。
レストランやカフェ、お土産ショップもそろうし、周辺は徒歩圏内に飛鳥寺や石舞台古墳など名所旧跡が点在。

ここを拠点にすれば、一層ディープに楽しく、魅力的な“万葉旅”ができるだろう。

Information

奈良県立万葉文化館
住所
奈良県高市郡明日香村飛鳥10
電話番号
0744-54-1850
営業時間
10:00~17:30(入館は17:00まで)
休み
月曜日(祝日の場合は翌日の平日)
料金
入館無料、一般展示室・特別展示室は観覧無料、日本画展示室のみ観覧料が必要
駐車場
問い合わせ先
奈良県立万葉文化館
リンク
奈良県立万葉文化館

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