1. Home
  2. おでかけ
  3. vol4.『ギャラリー&カフェ廣栄堂』

オトノハコ

vol4.『ギャラリー&カフェ廣栄堂』

宇陀でTOPジャズメンが極上プレイ!廃墟工場がジャズのハコに

  • 情報掲載日:2017.12.04
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

宇陀の地に本格的なジャズを聴かせる店ができたのは5年前のこと。
なぜ宇陀なのか。しかもこけら落としに林栄一を呼んだ。ジャズ好きなら知らぬ者はいないトップ・プレイヤーである。
それから5年。このハコで一流どころのジャズメンたちによる極上のライブが開かれることになる。

廣栄堂で3度目のライブとなる林栄一率いるGATOS Meeting。 「場所がいい。宇陀の自然の中だもの。それにここ、池田さんの手づくりだから」。アルトサックスの巨匠は「いい縁です」とほめる。
廣栄堂で3度目のライブとなる林栄一率いるGATOS Meeting。 「場所がいい。宇陀の自然の中だもの。それにここ、池田さんの手づくりだから」。アルトサックスの巨匠は「いい縁です」とほめる。

ジャズが好きで、好きで、この地に開いた。

オーナーの池田又文さん。「開店を相談した皆からやめたほうがいい、今ジャズは厳しいから、と諭されました」と笑う。「でも今、僕の店で素晴らしい演奏が行われて、喜ぶお客さんの顔が見られる。幸せです」。
オーナーの池田又文さん。「開店を相談した皆からやめたほうがいい、今ジャズは厳しいから、と諭されました」と笑う。「でも今、僕の店で素晴らしい演奏が行われて、喜ぶお客さんの顔が見られる。幸せです」。

きっかけはこの建物。土地を貸していた工場が移転し、建物は残され朽ちてきた。古い木造建築を壊すには惜しい。

では、ここをどうする?もちろん、大好きなジャズの店がいい。
「この地に少ない音楽やアートを楽しめる場になれば」と願いを込めた。

池田さんは美大出身で10年前に定年退職するまではインダストリアルデザイナー。生み出すものは好きである。「土台など大きなところは業者にお願いして、あとはコツコツ」。床も壁も自らリフォームしたのが廣栄堂である。

通常営業は木・金・土。ジャズを流すカフェ。時にライブを開き、時にアートの展覧会を開く。吹き抜けの天井、開放的な空間が心地いい。
通常営業は木・金・土。ジャズを流すカフェ。時にライブを開き、時にアートの展覧会を開く。吹き抜けの天井、開放的な空間が心地いい。

宇陀だから全国区のジャズメンを呼ぶ

ライブは不定期。「関東と関西ではジャズが違う。関西が地盤のミュージシャンは大阪に行けばいくらでも聴ける。ならば関東のミュージシャンを中心に呼ぼうと」。

宇陀だけでなく、どうすればもっと広くお客さんに来てもらえるのか。思案の末、東京で活躍するミュージシャンを呼ぶことにした。

結果、大阪や京都から、もっと遠方からも来られるように。


天井まで広がる音が心地よい。古い工場が至福の響きの音空間に生まれ変わった。
天井まで広がる音が心地よい。古い工場が至福の響きの音空間に生まれ変わった。

宇陀が貴重な場になった東京の女性
ここでジャズを知った15才の高校生も

この日、東京から来た女性は「2回目です。宇陀が貴重な場所になりました。この広い空間でゆったりとライブが楽しめるのが魅力。すごい人ばかりがプレイして素晴らしいですね。次はピアノが聴きたいわ」と期待する。

オープン当初からの常連は「このハコはご主人の池田さんの人柄そのもの。良い人を選んで呼び、一つ一つのライブを大切にしている。地域に根ざす思いも応援したくなります」と語る。



ここで初めてジャズと出会った人も多い。「初めて来たのは12才のとき。中学で吹奏楽部に入ったので、聴いてみようかと親と一緒に。今日は1人で。ここでジャズってすごい、と好きになりました」。

そう語るのは15才の高校生。今も高校でトランペットを吹く。初めてのライブもこの日と同じ林栄一。なんとラッキーなジャズライフの始まりである。

これからの廣栄堂は、と聞けば「まだ5年。いつか芸術好きが集まるサロンのように育てばうれしいですね」と池田さん。

路面が凍結する恐れがあるため、冬場はライブはお休み。次は暖かくなってから。このハコが多くの出会いを生んで、花開いてくれるといい。そう願って春を待つ。

Information

ギャラリー&カフェ廣栄堂 
住所
奈良県宇陀市榛原萩原1600
電話番号
090-8234-9736(池田)
駐車場
リンク
廣栄堂

関連記事

SNS