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都会っ娘の農業奮闘記 農meetsGIRL

vol9. 薬の町•高取町から大和当帰を広げたい。ポニーの里ファーム•保科さんに出会う

  • 情報掲載日:2018.03.08
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

初めて出会ったのは、うちの会社が運営している奈良フードフェスティバル「シェフェスタ」のマルシェに出店してもらった、4年前のこと。その当時から、保科さんは薬町として栄えた高取町で大和当帰を広めたいと熱く語ってくれた。私が大和当帰という存在を知ったのも、恥ずかしながらこの時。そして、農ミーツガールの連載が始まり、「行きます」と約束していた取材がようやく実現した。

人と人とを農でつなぐ

古くから薬草や製薬業にゆかりの地として、高取町では製薬売薬が盛んであった。現在も製薬会社が数社あり、配置薬を中心に製造している。しかし、その一方で途絶えつつある薬草栽培。もう一度“薬の町”として復活させ地元を活性化したいと「ポニーの里ファーム」統括マネージャーの保科さんらが立ち上がった。

しかし、会社が立ち上がった裏側には、「大和当帰の復活と普及」以外にもうひとつ、大事なコンセプトがある。それは「障害者のための雇用」。

元々の始まりは、1995年に「ポニーの里をつくろう会」として発足。乗馬との触れ合いを通して障害者セラピーを普及させるボランティア団体としての出発だった。

しかし、子供たちの成長とともに就労支援も行っていくべきだと考え、“障害者の仕事をつくろう”と現在の農業生産法人「ポニーの里ファーム」が立ち上がり、今では障害者のメンバーたちが農作業を手伝い、加工品づくりに一生懸命に励んでいる。「薬草を育てるのももちろん大切やけど、ポニーの里で働いてくれる障害を持った子たちに楽しんで農業をしてもらいたい」。

当初は地元の耕作放棄地を有効活用し、青ネギの栽培から始まったそう。ある時、県の人から畑の隅っこの方で試験的に当帰を育てて欲しいと言われ育ててみると大成功!なんと、初年度にして高取町内の農産物品評会にて金賞を受賞するという異例を成し遂げた。

そして2011年から、本格的に大和当帰の生産に力を入れ、生薬としての使用だけでなく、食卓でも気軽に楽しんで欲しいと加工部も始まり、今では町の特産品として当帰葉が入ったハーブソルトや当帰のお茶、入浴剤など幅広く展開している。
その人気は県内外のマルシェやメディアを通してじわじわ認知度を高め、今では薬草栽培の技術を教えて欲しいと曽爾村からも声がかかっているそう。

「高取のものを高取のものだけにしたくない」と語る裏には、愛する地元・高取町からもっと薬草が広がっていって欲しいという想いがある。

Information

農業生産法人
有限会社ポニーの里ファーム
住所
奈良県高市郡高取町丹生谷883-6
電話番号
0745-67-0104
問い合わせ先
ポニーの里ファーム
mail/info@ponynosatofarm.com

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