【よだれ道/香芝市】まかないから生まれたチーズのせ！ハンバーグの命は岩塩にあった！

「よくばりセット」ディナータイムのみのメニュー

木の温もりと柔らかい日差しを感じる開放感のある店内。テーブルをゆったり配置しているので隣の人を気にせず、食事を楽しめる。毎日食べても飽きない洋食メニューを求めて、通い続ける常連も多く、ソースが終わってしまい早めに閉店する日も。特製のパン粉がいい仕事をする揚げ物のさっくりした歯応えは病みつきに！

店主井上一史さんが小学校の時、誕生日プレゼントにもらったのは中華鍋だったという。子どもの頃から料理を作って家族に食べてもらうのが大好きだった。1番なりたかったのはプロレスラーだったが、人間2番目になりたいものを職業にする方が幸せになるという想いもあって、シェフを生業とすることにした店主の井上さん。『よだれ道』というかなりマニアックな店名は、店を始めるならこれしかないと決めていた。

イチオシであるハンバーグやエビフライ、コロッケなど誰もが大好きなメニューを一皿に盛り付けた大人のお子さまランチ「よくばりセット（チーズのせハンバーグ、エビフライ、コロッケ、ごはん、サラダ、スープ）」1,674円（チーズ無し1,566円）。ハンバーグの肉の割合は牛7に対して豚3。粗びきのミンチに岩塩を加え、とにかくねばりを出す。地元の葉山たまごでコクを増し、特製パン粉がふわふわ感をさらに引き立てている。

ごはんは、ひのひかりの新米でおかわり自由。ガッツリ系の男子も大喜びまちがいなし。ハンバーグの下に敷いたデミグラスソースは、当然自家製。玉ねぎやにんじん、大根といった野菜のうま味を十分に引き出しているので、色も味も他店のそれとはかなりちがう。懐かしさすら感じる優しい味は、店主が愛情込めて1つひとつ丁寧に作っているからにほかならない。