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【奈良市/正倉院展】今年はコロナ対策で入場制限ありの予約制で開催!

  • 情報掲載日:2020.10.15
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)
平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)

今年の正倉院展は、新型コロナウイルス対策として事前予約の日時指定入場制を導入。
1時間ごとの入場者数も約260人に制限する。
「前売日時指定券」が必要で、当日券の販売はないので注意しよう。

展示されるのは、楽器、伎楽面(ぎがくめん)、遊戯具(ゆうぎぐ)、調度品、佩飾品(はいしょくひん)、染織品、文書・経巻など59件(うち4件は初公開)で、正倉院宝物の多彩な世界を堪能することができる。

武器・武具と薬物がまとまって出陳されるほか、種々の染織技法や工芸技法を用いた宝物を鑑賞できるのも今年の特徴。

見どころ満載の展示品の中から6点の宝物をご紹介。
(写真提供:宮内庁正倉院事務所)

紫檀槽琵琶[したんのそうのびわ](絃楽器)

「シタン」「コクタン」「ツゲ」といった、諸地域に産する様々な材が贅沢に使われている。

捍撥(かんばち)(撥受け)には皮革が貼られ、つがいの水鳥と、それに襲いかかる猛禽のいる山水景が描かれる。
金箔を一部に用いた装飾的な山水と、羽毛などを細かく描いた写実的な鳥を巧みに同居させた、高度な構成力を示している。

朱を地色に用いた珍しい例でもあり、彩絵の上から全面に油を引く油色(ゆしょく)の技法が見られるなど、古代の絵画資料としても注目される品。

御甲残欠[おんよろいのざんけつ](よろいの残欠)

正倉院には数多くの武器や武具が伝わる。

本品は奈良時代の甲冑(かっちゅう)の一形式である挂甲(けいこう)の残片で、甲(よろい)を形成していた小札(こざね)と呼ばれる小さな鉄製の板約1900枚が伝わったもの。

小札はいずれも頭が剣先形で、他端に向かってわずかに幅を減じる。小札どうしを綴じ連ねる紐を通すための小孔があけられており、一部に鹿革製の紐と白や紫の組紐が残っている。

古代の甲(よろい)の実態をうかがわせる貴重な品。

五色龍歯[ごしきりゅうし](くすり)

光明皇后が病人に分け与えるために東大寺に献納したとされる薬物のひとつ。

「龍歯」と呼ばれるが、実際には象の歯の化石で、漢方薬として用いられ、鎮静などの薬効があるとされる。

光明皇后は今日の病院に当たる施設を作るなど救済事業に尽力したことでも知られるが、薬物の献納もその一環と言える。

薬物は奈良時代における疫病との闘いを伝える品としても、注目されている。

続修正倉院古文書後集 第十七巻〔更可請章疏等目録〕[ぞくしゅうしょうそういんこもんじょこうしゅう][さらにこうべきしょうしょとうもくろく](書物の借用リスト)

今回が初公開となる本品は、天平20年6月10日に、僧の平摂(へいしょう)が、写経所(しゃきょうしょ)において今後書写するべきものとして選び取った書物のリスト。

仏書127部と、仏教以外の書物(詩文集や史書、兵書、天文書、医書など)43部について、その書名と巻数が記される。

仏書は経典の注釈書や解説書が中心で、元暁(がんぎょう)など新羅(しらぎ)僧の著作を含むこと等から、新羅での滞在経験を持つ大安寺僧の審祥(しんしょう)(審詳とも。生没年不詳)の旧蔵書と推定されている。

粉地彩絵箱 [ふんじさいえのはこ](献物を入れた箱)

蓋表
蓋表

仏への献物を納めた箱。宝庫には同様の用途と考えられる箱が40合ほど伝わっているが、美しく装飾され、底部に脚(きゃく)を設けている品が多い。
本品はヒノキ製で、外面と内面に彩絵を施している。

30年ほど前に行われた科学調査によって、本品の淡緑色の顔料より塩化物系鉛化合物(えんかぶつけいなまりかごうぶつ)が検出された。

この物質はわが国で用いられた白色顔料に含まれることが指摘されており、これより本品は国産品である可能性が高いことがわかる。

馬鞍 [うまのくら](騎馬用の座具)

馬鞍は騎馬に際して用いられる座具の一式。

人がまたがる木製の鞍橋(くらぼね)、鞍橋の座面に敷く鞍褥(くらじき)、鞍橋の下に取り付けて馬への衝撃を和らげる韉(したぐら)、馬の背に直接当てる屧脊(なめ)、乗馬の足掛かりとなる鐙(あぶみ)などで構成される。

簡素なつくりであるが、座具として微妙な曲面をもつ形状に仕上げる点に高度な木工技術を示す。

一方、鞍褥や屧脊には、花喰鳥(はなくいどり)や唐花文を染料で染め抜いた皮革(鹿革か)を用いており、質実な造形の中に華やかさを添える。

馬鞍を構成するパーツを皆具した、奈良時代の馬具の実態を伝える貴重な遺品である。

公開講座  ※事前申込必要(当日申込不可)

10月31日(土)「正倉院の石薬とその素材」
        鶴 真美氏(宮内庁正倉院事務所保存課保存科学室員)

11月7日(土)「武器・武具の献納と薬物の献納について」
       内藤 栄氏(奈良国立博物館学芸部長)

▷料金 無料
▷時間 各回とも午後1時30分~3時(午後1時開場)
▷会場 奈良国立博物館講堂
▷定員 各回とも90名(事前申込先着順)
▷申込方法 奈良国立博物館ホームページ「講座・催し物」内の申込み画面より申込。
▷受付期間 10月5日(月)~各講座開催前日まで。

「前売日時指定券」料金

一般 2,000円
中学・高校・大学生 1,500円

9月26日(土)午前10時より販売開始。
売り切れ次第販売終了。

Information

奈良国立博物館 東新館・西新館
住所
奈良県奈良市登大路町50
電話番号
050-5542-8600(ハローダイヤル)
営業時間
正倉院展開催期間 2020年10月24日(土)~11月9日(月)
午前9時~午後6時(金~日曜、祝日は午後8時まで、入館は閉館の60分前まで)
休み
会期中無休
駐車場
無(近隣に有料P有)
リンク
奈良国立博物館 第72回正倉院展
アクセス
アクセス/近鉄奈良駅より、徒歩約15分。
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ

同日開催のイベント

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