2018/07/13 01:00
【奈良県のおすすめアート8選】<br>ギャラリー勇斎、アートスペース上三条、Gallery OUT of PLACE NARA、ギヤラリーたちばな、ギャラリー&カフェ ならまち村、陶屋なづな、奈良県立美術館、奈良国立博物館
ギャラリー勇斎
“大地の子宮”が息を吐き
重なる麻糸にたぐり寄せられる
それは命の輪だと作家は語る。創造の根源である土を素材にした“大地の子宮”が、流れゆくリズムの中で息を吐く。月の満ち欠けのように、月経、睡眠、排卵などをえんえんと繰り返す。女性である自身の内奥に存在するものを意識して造り上げた彫刻は、過去にも未来にも重なるもの。連なる麻糸にたぐり寄せられるように、観客はその中に引き込まれ、想像力を呼び起こされる。
谷森ゆかり展
アートスペース上三条
屋久島に暮らし、屋久島を始め、種子島や石垣島、台湾澎湖島など黒潮海域の渚歩きで集めた貝殻を中心に、およそ550種と貝殻写真78枚を展示する。
世界自然遺産 屋久島と黒潮の貝殻たち
谷口俊四郎
Gallery OUT of PLACE NARA
平成の鳥獣戯画作家・雲竹林、ガラス作家・劉浩、天然石アクセサリー作家・cocoruの3 人展。TE=CHAによる奈良で栽培されたオーガニック茶のふるまいも。
お留守番プロジェクトvol.3
連壽展
ギヤラリーたちばな
耐熱ガラスを素材にバーナーワークで自在にかたちをつくり、うつわの表面に草花などを色ガラスで表現する。オブジェや日常使いの器など約100点が並ぶ。
和田純子 ガラス作品展
ギャラリー&カフェ ならまち村
葛飾北斎の富嶽百景から可憐な花まで。「友禅染め」で描いた絹の布を絵画として額装。絹の柔らかさと織り糸の立体感、伝統の技術を楽しんで。
黒田ゆか
キモノに描く友禅絵画展
陶屋なづな
“創る和紙職人”。楮(こうぞ)を育て、自ら漉いた和紙を素材に箱、敷板、やオブジェなどを創作する。和紙の持つ佇まいの美が発見できる。
ハタノワタル展
奈良国立博物館
刺繡釈迦如来説法図
古代では大寺院の本尊とされた、「糸」で表された仏の像。国宝・綴織當麻曼荼羅(奈良・當麻寺)の修理完成を記念し、綴織と刺繡による仏の像を一堂に集める。
修理完成記念特別展
「糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―」
奈良県立美術館
「奈良公園の藤」山下新太郎
明治時代後半、奈良に惹かれて移り住んだ洋画家たちが、奈良に新文化・洋画をもたらした。明治150年を記念、奈良ゆかりの画家たちによる洋画の名品を展示する。
明治150年記念企画展
美の新風 ―奈良と洋画―