2017/10/03 01:00
【秋の大茶盛式】西大寺の伝統行事!特大茶碗で豪快な一服を
直径30cm・重さ約7kgの特大茶椀と、長さ35cmの大茶筌を用いて行われる西大寺の伝統行事「大茶盛式」。特大の茶碗に入ったお抹茶を皆で助け合いながらいただく行事で、毎年多くの参拝客で賑わっている。副席の煎茶席や点心席など全5か所を回る。
寺伝によると「大茶盛式」は、延応元年(1239)年1月16日に叡尊上人が八幡神社に献茶した余服の抹茶を薬種として、また「一味和合」の精神で、参詣の人々に振る舞ったことに由来し、巨大な茶碗で回し飲みをする茶儀。
1人では到底持つことができない巨大な茶碗を、皆で助け合いながら回し飲みをすることで、和合の心を深め育むという願いも込められているのだとか。
この秋はぜひ、日本の心を学びに「大茶盛式」へ参加してみよう。
西大寺 秋の大茶盛式